立法の中枢
知られざる官庁・新内閣法制局

立法の中枢 知られざる官庁・新内閣法制局

2002年、五月書房、300頁

知られざる「立法の中枢官庁」のしくみと現状、課題と期待

各省庁が起草した法案・政令案を審査する役所である内閣法制局と、国会議員の手による議員立法を審査する役所である議院法制局の仕組みを詳細に解説。
この役所の仕事は、もっと知られていい
政策は構想するだけでは意味がない。それは法律に書き込まれてはじめて実行が裏付けられる。現状を打破したければ、法律を作ることを考えなければならない。その過程にはさまざまなハードルがある。そして、官僚が法律のプロとしてそこに介在していることも、高いハードルをなしている。この点をわたしたちはもっと知っていいのではないだろうか。(本書より)

目次

新版によせて テロ対策特別措置法をめぐる政治状況

第1部 内閣法制局──知られざる立法の中枢官庁
 第一章 地味な役所の重い存在感
 第二章 内閣法制局と憲法九条
 第三章 内閣法制局のしくみ
 第四章 内閣法制局の仕事
 第五章 内閣法制局のカルチャー

第2部 法律を市民の手に──議員立法と議院法制局
 第六章 議員立法入門
 第七章 議院法制局とはいかなる役所か
 第八章 議院法制局と法律づくり

書評 #3-1:評者・田中秀征『東京新聞』2003年1月12日書評欄

書評 #3-2:評者・田中秀征『北海道新聞』2003年1月26日書評欄。
         →Review #3-1と同文

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